Introduction

Introduction

• SWF ("swiff" と発音) ファイルフォーマットはインターネット上でベクター画像/ビデオ/音声を運ぶものである。
  • 効率的に運ぶフォーマットとして設計していて、画像エディター間で画像を交換する為のフォーマットではない。
• 以下の目標をもって設計されている
• On-screen display
  • このフォーマットが主に意図しているのは、スクリーンへの描画であり、アンチエイリアシングや、任意の色のビットマップ・フォーマットを高速でレンダリングする事、また、アニメーションやインタラクティブなボタンをサポートする事である。
• Extensibility (拡張性)
  • タグ・フォーマットの為、新しい機能で拡張する際にも、古いバージョンの Flash Player に対して後方互換性を保つ事が出来る。
• Network delivery (ネットワーク伝達)
  • このフォーマットは、限られた帯域で帯域予約もないネットワーク上を伝送できる。
  • このファイルは圧縮で小さくでき、かつ、ストリーミングを通してインクリメンタル(訳注: 先頭から読まれた順に処理)にレンダリングできる。
  • SWF ファイルフォーマットはバイナリフォーマットであり、HTML のような人が読めるもの(human readable)ではない。
  • SWF ファイルフォーマットは、bit-packing や optional fields といった技術を用いて、ファイルサイズを最小化している
• Simplicity (簡易性)
  • フォーマットがシンプルな為、Flash Player は小さく移植も容易。
  • その上、Flash Player が依存する OS の機能は限られる。
• File independence
  • このファイルは、フォントのような外部リソースへの依存を最小限にする。
• Scalability
  • このファイルは制限されたハードウェアでよく働き、より良いハードウェアでは、その利点を得る事が出来る。
  • この能力が重要なのは、コンピュータは異なるモニター解像度やビット深度を持つから。
• Speed
  • SWF ファイルのレンダーによって素早くグラフィックが描画される。
• Scriptability
  • このフォーマットは、スタックマシンで解釈できるバイトコード列を供給するタグを含む。
  • このバイトコードは、ActionScript(R) 言語をサポートする。
  • Flash Player provides a runtime ActionScript object model that allows interaction with drawing primitives, servers, and features of Flash Player.
• SWF ファイルは .swf の拡張子と、application/x-shockwave-flash の MIME type を持つ。
• SWF フォーマットは幾つものバージョンを通して発展している。
  • SWF 5 に至るまでに、SWF tag set に多くの追加がなされた。
  • SWF 6 からは、SWF フォーマットの変化は少なく、新しい機能として ACtionScript レベルでの一部、又は全部の実装がなされた。
  • SWF 9 からは、ActionScript Virtual Machine 2 (AVM2) を使う ActionScript 3.0 language が利用できるようになった。
• Anyone planning to generate SWF file content that uses newer features should become familiar with the ActionScript object model that Flash Player exposes.
• Some references for this information are Programming ActionScript 3.0 (see www.adobe.com/go/learn_fl_cs4_programmingAS3_en), ActionScript 3.0 Language Reference (see www.adobe.com/go/learn_flashcs4_langref_en), and the Adobe ActionScript Virtual Machine 2 Overview (PDF file) at www.adobe.com/go/avm2overview.
• Adobe seriously considers all feedback to the SWF file format specification.
• E-mail any unclear or potentially erroneous information within the specification to Adobe at flashformat@adobe.com.
• All such email submissions shall be subject to the Submitted Materials guidelines in the Terms of Use at www.adobe.com/misc/copyright.html.

What’s new in SWF 10

• Flash Player 10 にて、以下に挙げる機能(features)や能力(capabilities)が導入された。
  • SWF フォーマットのテキスト能力(capability)を拡張して、双方向テキスト(右から左へ)や、アラビア語、ヘブライ語やタイ語といった複雑な書体(scripts)をレンダリングできるようにした。
    • このレンダリングに対応する為、SWF 10 では DefineFont4 tag が導入された。
  • DefineBitsJPEG4 と呼ばれる JPEG を定義する別のタグを追加。
    • This allows embedding JPEG images that have an alpha channel for opacity and also a smoothing filter.
  • Expands the Player’s speech coding functionality by adding support for the free and open source Speex voice codec as well as adding support for higher frequencies in the existing Nellymoser codec.
    • より詳しい情報は、220ページの“Speex compression” を見るように。