GPS測位では、衛星から距離を測るための「時刻信号」と、衛星の位置を知るための 「全衛星軌道データ(アルマナックデータ)」「衛星軌道データ(エフェメリスデータ)」 を捕捉して利用します。しかし、2つの軌道データは、衛星からは30秒周期、50bpsという 伝送レートで送られています。このことから純粋に「GPSだけでの現在地測位」には、 少なくとも30秒はかかることになります。 A-GPSでは、アルマナックデータ、エフェメリスデータの衛星軌道データを携帯電話の データ通信で取得します。端末は、サーバーから軌道データが得られれば、あとは 衛星からの時刻信号さえ取得できれば、測位できるようになります。 |