World

  • レバノンに見る国家の脆弱性の原因 ――シリアの属国化と内戦を招いた宗派主義――
    • https://www.u-bunkyo.ac.jp/center/library/image/fsell2007_247-261.PDF

      ①パレスチナ問題をめぐってアラブ諸国との間に緊張が続くイスラエルと隣接し、多数のパレスチナ人難民を抱えている ②後述するシリアとの特殊な関係。内政・外交へのシリアの影響力は極めて強く、従属国的状態に置かれ、シリアの同意なしに行動することは至難 ③軍事力は弱体で、イスラエルの度重なる侵攻を阻止できず、シリア、イランなどの脅威や圧力にも極めて弱いためである。

経済危機

  • カルロス・ゴーンどころではないレバノンの経済危機とコロナの影響
    • https://wedge.ismedia.jp/articles/-/19611

      なぜこのような仕組みになっているのかといえば、宗派も深く関係したレバノン内戦(1975年−1990年)を終わらせるためだった。宗派間の権力拡大争いにならないようにと決められたのだ。しかしそのことがレバノン政治の腐敗をもたらし、人々の不満と怒りを生み、今回のデモへとつながったのである。

      レバノン経済はやや特殊だ。現地通貨、レバノン・ポンドもあるが、基本的にドルを中心に回っている。輸入中心経済であり、かつディアスポラと呼ばれる海外移民がレバノン本国の家族などに海外から送金してくるからだ。(ちなみにブラジル生まれのカルロス・ゴーンもディアスポラの1人だ)。


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