#author("2024-09-14T05:19:46+00:00","default:yoya","yoya")
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TITLE:Daphnis and Chloe
[[DaphnisAndChloe]] | [[MauriceRavel]]
- [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%95%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A8_(%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%82%B9) https://ja.wikipedia.org/wiki/ダフニスとクロエ_(ロンゴス)]
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2世紀末から3世紀初頭にローマ帝国で書かれた古代ギリシアの小説、物語。ロンゴス(Λόγγος ; ラテン語表記では Longus、生没年不詳)が作者とされるがその人生はほとんどわかっていない。
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-- [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%82%B9 https://ja.wikipedia.org/wiki/ロンゴス]
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ロンゴスの代表作とされる恋愛小説『ダフニスとクロエ』の舞台がレスボス島であることを根拠にレスボス島の出身であると考えられているが定かではない。
- [https://el.wikipedia.org/wiki/%CE%94%CE%AC%CF%86%CE%BD%CE%B9%CF%82_%CE%BA%CE%B1%CE%B9_%CE%A7%CE%BB%CF%8C%CE%B7 https://el.wikipedia.org/wiki/Δάφνις_και_Χλόη] (ギリシャ語)
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『ダフニスとクロエ』は、世界初の小説家の一人、紀元3世紀のギリシア人作家ロゴスによって書かれた愛の物語である。
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ロンゴスの他の作品は現代に残されていないが、『ダフニスとクロエ』は全4巻からなり、完全な形で残されている。この作品は、中央ヨーロッパではルネサンス時代から知られていた。しかし、この作品がヨーロッパで知られるようになる以前、紀元3世紀頃からメティムナ(レスボス島)の貴婦人や愛人たちに愛され、楽しまれていた。
- [https://hy.wikipedia.org/wiki/%D4%B4%D5%A1%D6%83%D5%B6%D5%AB%D5%BD_%D6%87_%D5%94%D5%AC%D5%B8%D5%A5 https://hy.wikipedia.org/wiki/Դափնիս_և_Քլոե] (アルメニア語)
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小説「ダフニスとクロエ」がいつ出版されたかは正確にはわかっていません。一部の文学史家は、小説の時代を次のように考えています。年400、そしていくつか - AD。年200年から362年。この意見の著者であるコンドラテフは、ビザンチン皇帝ユリアヌスが著書『ミルクの敵』の中でロンゴスに言及しており、言及されたユリアヌスの著作は西暦年に書かれたという事実に基づいている。年362年に。 2 番目の根拠は、小説の中にルシアンの同時代の作家アルシプロンの手紙から取られた箇所があり、ルシアンは 125 歳から 200 歳まで生きていたということです。
* パンとシランクス [#z6d6ee14]
- パンとシランクス ([[PanAndSyrinx]])
オウィディウスの『変身物語』第一巻。
* ラヴェル [#kced4fbf]
- [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%95%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A8_(%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB) https://ja.wikipedia.org/wiki/ダフニスとクロエ (ラヴェル)]
- [[MauriceRavel/DaphnisAndChloe]]
* その他 [#w88debe8]
- 愛の物語『ダフニスとクロエ』
-- https://www.atelier-blanca.com/blog/2019/01/28/daphnis_et_chloe/
- https://bookmeter.com/books/25429
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ラヴェル作曲の『ダフニスとクロエー』のギリシャローマ時代の大人気原作ロマンス小説。 レスポス島で牝山羊から乳をもらう高貴な出の捨て子のダフニスと牝羊が乳をあげていた高貴な出の捨て子のクロエー。山羊飼いと羊飼いの幼馴染の二人は15歳と13歳でお互いを意識し始め...泉で沐浴するダフニスの美しさにときめきキスの素晴らしさに目覚める。美しすぎる少年は男に拐われたり、美しすぎる少女も度々拐われたり求婚者は次々と押し寄せる運命に翻弄されてもお互いを求め続ける愛の物語。数奇な運命の末に高貴な親が見つかる
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レスボス島で見た絵にふさわしい物語を書いた、という体裁の小説。捨て子だったダフニスとクロエーはそれぞれ牧童として育てられる。互いに徐々に惹かれ合うが、災難が襲いかかる…。恋の目覚めから始まり、恋の辛さや苦しさ、楽しみ等が書かれ最後には結ばれる。一種の貴種流離譚であり詩的でみずみずしい物語で、ギリシャ神話の神々の手のひらの上で踊らされている印象。脇役もダフニスの筆おろしをした遊女上がりらしきリュカイニオンやダフニスに言い寄るグナトーン、ライバルのドルコーン等憎めない人物ばかり。男女の営みまでいったのは驚き。
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バレエの楽曲として知られていることの方が多い物語、全く知らなくてなんとなく手に取ってみた。今から2000年くらい前に書かれた作品で実は作者もあんまり知られていないらしい。山羊飼いに拾われた少年ダフニスと、羊飼いに拾われた少女クロエの恋愛を中心に描かれる4章から構成される短い物語。ニンフやらエロースやらの精霊神々に祝福されている2人は、何か災難が降り掛かってもしれっと神々の助力で解決されているというチート級。それでいて接吻やら情交やら惜しげもなく描写していて読者は何を見せつけられているのだろう。うける。
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なんだか穢れた本を読んでしまったので、本書を再読して魂を浄化。海辺の牧草地に育まれる幼なじみ二人のピュアな恋の話。2〜3世紀頃のギリシア小説とのことだけど、そんなに古い感じがしないのが不思議。この作品にはニンフたちと神々がお気に入りのカップルを見守る超越的で自由な世界と、戦争や暴力、身分の差や貧富の差があり、結婚前の娘の処女性を問うような強権的で不自由な社会が共存する。主人公たちはそのどちらも否定することなく、二つの世界をしなやかに往来。心にファンタジーを持ちながら現実を生きる現代人に通ずるところがある。