Top > OutgoingLongwaveRadiation
  • 外向き長波放射量(OLR)とは何ですか

    宇宙に向かって放射される赤外線の強さです。熱帯域において、これが小さいことは、対流活動が活発で降水が多いことを意味しています。 外向き長波放射量(OLR:Outgoing Longwave Radiation)は、極軌道衛星によって観測された地表面や雲頂から放射される赤外線のエネルギー量のことです。一般に物質はその温度に応じた赤外線を放出しており、温度が高いほどそのエネルギーは強くなります。赤道域で上空1万メートルにも到達する積乱雲の頂上は低い雲に比べると温度が低いので、積乱雲の雲頂から放出されるOLRは小さくなります。 つまり、OLRが小さいことは、対流活動が活発で降水が多いことを意味しています。

  • OLR指数とは何ですか

    OLRから導いた上層雲量の指標の一つ。正(負)の値は雲量が平年よりも多い(少ない)状態を示します。 OLR(外向き長波放射量)を用いて対流圏上層の雲量を指数化したものがOLR指数です。 OLR指数が大きいことは、背の高い積乱雲が平年より多く発生していることを意味し、対流活動が活発で降水が多いことを意味しています。


Reload   Diff   Front page List of pages Search Recent changes Backup Referer   Help   RSS of recent changes
Last-modified: Wed, 13 Dec 2023 14:44:09 JST (143d)